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骨粗鬆症検診

微量な放射線を使い、非利き腕の骨面積・骨塩量から骨密度を測定します。若い人の骨密度(最大骨密度)と比較して80%以上あれば正常とみなします。20~44歳までは骨密度が多く、この時期に一度検診を受けていると目安となります。また、注意が必要と言われたら、定期的に調べることをお勧めします。

骨粗鬆症

加齢、閉経による女性ホルモンの分泌低下、カルシウム・ビタミンDなどの不足により、骨量が減って骨の中がスカスカの状態になり、骨がもろくなる病気です。骨がもろくなると、わずかな衝撃でも骨折しやすくなり、そこから寝たきりになることもあります。

《生活習慣のポイント》

  • カルシウムの多い食品(乳製品、魚介類、野菜、大豆製品など)を摂る。
  • ビタミンDの多い食品(干ししいたけ、きくらげ、うなぎなど)を摂る。
  • 栄養のバランスを考え1日3食きちんと食べる。
  • 適度な運動(散歩、ストレッチなど)を心がける。
  • 適度に日光浴をする(日光にあたるとカルシウムの吸収を高めるビタミンDが作られます)。

乳がん検診

30歳代は超音波検査、40歳以降はマンモグラフィによる画像検査を行います。日頃から自分の乳房に関心をもち、乳房を意識する生活習慣(ブレスト・アウェアネス)を身につけましょう。
ブレスト・アウェアネスの4つのポイント

  1. 乳房の状態を知る
  2. 普段と違う乳房の変化に早く気がつく
  3. 乳房の変化に気が付いたら、すぐに専門の医療機関(乳腺外科等)へ行く
  4. 40歳になったら定期的に乳がん(マンモグラフィ検査)を受診する

子宮頸がん検診

通常の子宮がん検診で行うのは1〜3の検査です。

  1. 頸がん検診:子宮頸部(子宮の入口)の細胞を採取し、がん細胞がないかを調べます。
  2. 経腟超音波検査又は内診:子宮や卵巣に異常がないかを調べます。
  3. 腟 鏡 診:子宮の入口に病気がないかを調べます。

※体がん検診:子宮体部(子宮の奥の内膜)から細胞を採取し、がん細胞がないかを調べます(医師が必要と認めた場合にのみ実施します)。

※HPV検査 :子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)に感染しているかを調べる検査です。従来の子宮頸部がん検診と併せて行うことができます。

前立腺がん検診

前立腺がんになるとPSA(前立腺特異抗原)というたんぱく質が増えてきます。採血で血液中のPSA値を測定し調べます。

ピロリ菌抗体検査・ペプシノゲン検査

血液でピロリ菌感染の有無(ピロリ菌抗体検査)と萎縮性胃炎の有無(ペプシノゲン検査)を調べ、胃の健康度を判定します。ただし、この検査で胃がんは発見できませんので、胃がん検診も併せてお受けください。ピロリ菌陽性で除菌治療を希望される方は、消化器内科にご相談ください。

アルコール体質検査

唾液を採取し、遺伝子のタイプからアルコールの分解能力を調べます。アルコールに対する体質はA~Eの5つに分けられます。これにより、お酒に強いか弱いか、アルコールによる疾患のリスクが高いか低いかが左右されます。
さらに当協会では、あなたの飲酒習慣に問題がないかどうかを調べる、質問票によるテストも併せて行っています。

体質 コメント
A お酒に強いが、抜けにくいタイプ・・・依存症に最もなりやすいので、注意しましょう。
B お酒に強いタイプ・・・つい飲めてしまうので、飲み過ぎに注意しましょう。
C 本来お酒に弱いのに顔に出にくいタイプ・・・咽頭がんや食道がんになる可能性が最も高いので、飲み過ぎに注意しましょう。定期的な内視鏡検査をお勧めします。
D お酒を飲むと顔が赤くなるタイプ・・・咽頭がんや食道がんになる可能性が高いので、飲み過ぎに注意しましょう。定期的な内視鏡検査をお勧めします。
E お酒がまったく飲めないタイプ・・・勧められても無理して飲まないようにしましょう。

低線量CT検査

低線量肺がんCT検査

少ない放射線量で体を輪切りにした画像を撮影する肺がん検診です。心臓や血管の陰に隠れたがんを発見することが難しい胸部X線検査と比べて、CT検査では体を輪切りにした画像を診断するため、隠れたがんを見つけやすくなります。
長期にわたりタバコを吸っている方や、タバコの本数が多い方にお勧めします。

内臓脂肪CT検査

生活習慣病の原因と言われる内臓脂肪をCT検査で測定します。

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)

メタボリックシンドロームの診断基準

必須条件:腹囲(おへその高さで測定)
→男性 85cm以上女性 90cm以上

必須条件(腹囲)と以下の3つのうち2つ以上に当てはまると『メタボリックシンドローム』、1つ当てはまると『メタボリックシンドローム予備群』になります。

  1. 血圧:収縮期血圧が130mmHg 以上または拡張期血圧が85mmHg 以上
  2. 血糖:空腹時血糖値が110mg/dl 以上(特定保健指導の該当基準は100mg/dl 以上です。)
  3. 脂質:中性脂肪値が150mg/dl 以上またはHDL コレステロール値が40mg/dl 未満

※高血圧症、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、低HDL コレステロール血症で治療中の場合、検査結果が基準範囲内でも1~3のそれぞれの項目に該当することになります。

動脈硬化が進むと、心臓病や脳卒中が発症しやすくなります。動脈硬化を進行させる危険因子を3~4個併せ持っている人は、全くない人と比べて、心臓病を発症する危険性が36倍にもなります。
1つ1つの数値は「ちょっと高め」でも、2つ3つと重なれば大きな病気を引き起こす危険性が高まります。食べ過ぎや運動不足によって蓄積された内臓脂肪は、皮下脂肪と比べて分解が活発なので、減らしやすい特徴があります。運動量を増やしてバランスの良い食事にすると、皮下脂肪より早く内臓脂肪が減少していきます。できることから始めていきましょう!!

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