調査研究事業
がんの予防、検診方法、検診評価等がん検診に関する調査研究事業を行うほか、厚生労働省や文部科学省の科学研究費補助事業等国のがん対策のための調査研究事業へ参加しています。また、医療技術者および関係役職員を学会、研究会に派遣し、医療技術の向上と学術交流 を深め質の向上に努めています。
研究成果発表
当協会における研究課題を設定し、各種学会及び研究会等において研究成果を発表しました。
- 胃がん検診に関する研究
- 大腸がん検診に関する研究
- 肝・胆・膵がん検診に関する研究
- 子宮頸がん及び体がん検診に関する研究
- 乳がん検診に関する研究
- 肺がん検診に関する研究
- 前立腺がん検診に関する研究
- がん登録による悪性新生物の研究
学会名 | 開催地 | 日程 |
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第117回 日本内科学会総会 | ※WEB | 8月7日〜8月9日 |
第99回日本消化器内視鏡学会総会 | ※WEB | 9月2日 |
第59回日本消化器がん検診学会総会 | ※WEB | 9月30日〜10月1日 |
JDDW2020 | ※WEB | 11月5日〜11月8日 |
その他の学会・研修会等 | 47回 |
研究事業への参加
厚生労働省の研究事業に参加し、国のがん対策の一翼を担うなど、重要な役割を果たしました。
更に、2020年度も日本医療研究開発機構(AMED)の研究事業に引き続き参加し、研究登録者への検診受診勧奨及びアンケート調査の実施、新規研究参加の呼びかけを行いました。
- がん検診の適切な把握法及び精度管理手法の開発に関する研究
- がん検診事業の評価に関する研究
- 職域がん検診における精度管理指標の測定・基準値設定と新指標測定法の開発・実用化に関する研究
- 個別リスクに基づく適切な胃がん検診提供体制構築に関する研究
- 乳がん検診における超音波検査の有効性を検証するための比較試験
- がん検診の利益・不利益等の適切な情報提供の方法の確立に資する研究
臨床研究一覧
当協会で実施されている情報公開方式による臨床研究一覧
以下の課題名の研究において、医療の向上を目的に、対象期間・対象疾患に当てはまる受診者様の診療情報を臨床研究に利用させていただく場合があります。
これらの研究は、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に則り、当協会倫理審査委員会の承認を得て実施されるものです。研究の実施にあたっては受診者様に新たにご負担いただくことはありません。また、全ての研究で匿名化が行われますので、受診者様個人が特定されることは一切ありません。受診者様のプライバシーは厳重に守られます。研究の成果等が学術集会や科学専門誌で発表される場合がありますが、その場合でも個人が特定されることはありません。
ご自身の診療情報の臨床研究への利用を望まれない方は、各研究の連絡先まで遠慮なくご連絡ください。お断りになられても、受診者様に不利益が生じることは一切ございません。ご連絡をいただかなかった場合、ご同意いただけたものとさせて頂きます。なお、研究成果の学会発表や論文投稿後は、同意の撤回が出来ませんのでご了承ください。
受診者様におかれましては研究実施の趣旨をご理解いただき、研究への協力を賜りますようお願い申し上げます。
研究受付 番号 |
研究課題名 | 申請者 (研究責任者) |
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1705 | 「デジタルマンモグラフィビッグデータを活用したAⅠ支援診断システムに関する研究」 | 本間 経康 |
1802 | 個別リスクに基づく適切な胃がん検診提供体制構築に関する研究 | 深尾 彰 |
1804 | 東日本大震災による災害ストレスとその後の生活環境変化が婦人科疾患に及ぼす影響の解析 | 伊藤 潔 |
2009 | 大腸内視鏡検査施行歴別の対策型大腸がん検診成績からみた内視鏡サーベイランス | 只野 敏浩 |
2106 | 消化器内視鏡に関連する疾患、治療手技データベース構築9版 | 加藤 勝章 |
2108 | 災害被ばく時の放射線影響に関する意識調査解析による検討 | 八島 幸子 |
2109 | 胃X線画像におけるピロリ感染の計算機支援診断システムの開発 | 千葉 隆士 |
2206 | 上部消化管内視鏡受検者におけるディスペプシアの頻度と内視鏡所見に関する疫学研究 | 菅野 武 |
2214 | 「消化器内視鏡に関連する疾患、治療手技データベース構築(多機関共同 前向き観察研究)」 | 加藤 勝章 |
2216 | バレット食道の長さと発癌リスクに関する全国多施設後ろ向き研究 | 淺沼 清孝 |
2304 | 肺がん検診喀痰細胞診にて発見された喉頭癌の細胞像 | 羽場 詩穂美 |
2305 | デジタルマンモグラフィの経時変化を自動検出するシステムの開発 | 渡部 剛 |
2306 | 胃X線検診における結果通知内容が受診率に与える影響について | 淺沼 清孝 |
2307 | 腹部超音波検診(健診)で認められた膵嚢胞性病変の事後管理に関する検討 | 手嶋 紀子 |
2308 | 腹部超音波検診マニュアル改訂版での脂肪肝と慢性肝障害疑いの検討 | 大水 智恵 |
2401 | 還元難消化性デキストリン配合水が胃X線検診後の腹部症状に与える影響についての検討 | 千葉 隆士 |
2402 | 名取市における対策型大腸がん検診の現状と課題 | 日下 順 |
お問い合わせ先
ご不明な点がございましたら、遠慮なく下記までお問い合わせください。
公益財団法人 宮城県対がん協会 法人総務課
TEL:022-263-1636
研究活動に関する不正行為への対応等
競争的資金等への不正取組に関する方針
当協会は、「研究機関における公的研究費の管理・監査ガイドライン(実施基準)」(平成19年2月15日文部科学大臣決定、平成26年2月18日改正)および「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」(平成26年8月26日文部科学大臣決定)に基づき、公的研究費を適正に管理・運営し、不正使用を防止するため、次のとおり基本方針を定めます。
機関内の責任体系の明確化
研究費の不正防止対策に関する責任体系を明確化し、協会内外に公表します。
適正な運営・管理の基盤となる環境の整備
適正な運営・管理の基盤となる環境を整備するために、以下の取り組みを推進します。
- 公的研究費執行に関するルールの明確化・統一化
- 職務権限の明確化
- 倫理教育・コンプライアンス教育を通じた職員等の意識を向上
- 通報等の取り扱い、調査及び懲戒に関する規定を整備し、運用を透明化
- 研究費の管理体系図
不正を発生させる要因の把握と不正防止計画の策定・実施
不正を発生させる要因を把握し、具体的な不正防止計画を策定・実施します。
研究費に関わる行動規範
当協会における研究活動の発展及び研究費の適正な使用・管理を目的として、「研究活動に係る行動規範」を定めるものとする。
研究費の適正な運営・管理活動
不正防止計画を踏まえ、業者との癒着の発生を防止するとともに、内部監査等における実効性のあるチェックが効くシステムを構築し、研究費の適正な運営・管理を行います。
情報の伝達を確保する体制の確立
協会内での情報共有を推進するとともに、協会の取組や事例を広く協会外へ発信していきます。
モニタリングの在り方
不正が発生する可能性を最小にすることを目指し、協会全体の視点から実効性のあるモニタリング体制を整備・実施していきます。
内部監査
研究費の不正行為等における相談・通報窓口
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通報窓口
公益財団法人 宮城県対がん協会 法人総務課
TEL:022-263-1636
FAX:022-263-1548
Eメール:office@miyagi-taigan.or.jp -
相談窓口
公益財団法人 宮城県対がん協会 医局内 競争的資金等担当事務局
TEL:022-263-1581
FAX:022-262-3775
Eメール:ikyoku@miyagi-taigan.or.jp