診断方法
ピロリ菌抗体検査・ペプシノゲン検査
下記の血液検査で、ピロリ菌感染の有無と、胃粘膜の萎縮の有無を調べ、胃の健康度を判定します。
>> 検査料金:3,300円(税込)
1)抗ヘリコバクターピロリIgG抗体検査
血液検査によってIgG抗体の含有量を測定する検査(ピロリ菌感染の有無を調べる)
2)ペプシノゲン検査
ペプシノゲンの量で、胃粘膜が萎縮している可能性を調べる検査(胃粘膜の萎縮の有無を調べる)
※ペプシノゲン:胃で作られる蛋白質分解酵素ペプシンのもとになる物質
検査について
この検査では、実際に胃がんがあるかどうかの診断はできません。あくまでも胃がんのかかりやすさの目安であり、
内視鏡検診の対象を集約するための方法です。また、ピロリ菌抗体検査・ペプシノゲン検査で陰性であっても、胃がんにかからないとは言えません。
定期的に胃がん検診を受けて、本当に胃がんにかかっていないか、検査する必要があります。
なお、胃の手術を受けられた方等、場合によっては検査の対象にならない場合がございます。
当センターの取り組み
当協会では2011年4月からドックの受診者のオプション検査として、血清ピロリ菌抗体検査とペプシノゲン検査を導入しました。
これは胃がんリスク評価が目的であり、バリウムによる胃透視検査や内視鏡検査を受ける方が対象となっています。
あくまでも、ご自分がどの程度の胃がんリスクにあるかを知り今後の胃がん検診に役立てて欲しいというのが狙いです。
また、当センターではピロリ菌陽性の方で胃がん予防やリスクの軽減を目指して除菌を希望される方を対象にピロリ菌除菌
のための専門外来を開設しました。
13C-尿素呼気試験によるピロリ菌感染検査、専門医師による指導、除菌判定を含めた適切な治療を行っております。
治療を受ける方へ
○ お知らせ
H25.2.22より、慢性胃炎でのピロリ菌の除菌治療が保険適応となりました。
※ただし、1年以内に内視鏡検査で、ピロリ菌感染による胃炎と判定された方のみ。